一昨日(平成21年2月17日)、某銀行主催の講演会に出席した。講師は山口義行立教大学教授である。タイトルは「日本の景気動向と中小企業経営~いま、経営者は何をなすべきか」。話術は『聞かせる技術』(河出書房新社)の著者だけあって見事である。論理明快にして起承転結はさすがである。
ところで、話の主旨は、中小企業経営者は時代のトレンドとその真実を読みとらなければならないということである。マスメディアや親企業の言説に騙されるな。特に、経済番組などはコメンテーターに証券や投資銀行のアナリストが登場している。今回の状況を作り上げたいわば戦犯がである。信用などできない。というのが山口教授の論理である。確かにその通りである。だが、我々素人が真実を知ることなどできるのであろうか。難しいというのが現状である。まあ、そのために勉強しろということなのであろうか。
そして、この時代を生き抜くためのキーワードは何か。①守る②つなぐ③問うの三つであるという。新たな中小企業の連携の中で学び新事業を創出する。生成躍動とした組織の構築を目指さなければならないと自覚した一日となった。
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